株式会社ワイキューブラボ
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公園ウェディング in 西脇市

スタッフ依藤が、さまざまな方々の協力をえて実現した、
公共空間でのウェディングパーティ。
それはローカルのいいもので彩られた、地域の魅力発信の場でもありました。
この前例がきっかけとなって、地元では「へそ公園でウェディングをやりたい」との
問い合わせもいくつか寄せられるようになっています。

Background 背景

ありきたりな結婚披露パーティにしたくない!
でもどうすれば?

2014年に結婚し入籍を済ませていたものの、結婚披露パーティを行っていなかったスタッフ依藤。その理由は、一般的な結婚式場で披露宴を行うことに、どうしても気乗りがしなかったからでした。「結婚は人生の大事な節目なのに、施設の見栄えや豪華さにとらわれた消費的なパーティで終わってしまってはもったいない。もっと自分たちにゆかりの深い場所やモノにこだわって、参列者と一緒に楽しめる手作りのパーティにしたい」。そんな思いはあたためていたものの、多忙な毎日の中、実際にどこで、どんなふうにやるのかというプランニングに入るまでに、気づけば3年の月日が経っていました。
そしてある日、依藤は知人の紹介で「地域に根ざしたローカル・ウェディングをやりたい」と考えるブライダルプランナー前田結香さんと出会います。

Idea アイデア

合宿ワークショップで、「地元・西脇市で公園ウェディング」を発案。

2017年の1月、依藤夫妻は、前田さんはじめ複数の仲間と1泊2日の合宿ワークショップを実行、依藤の出身地である兵庫県西脇市を巡ってみることに。依藤の案内で、仲間たちは初めて訪れた西脇市をあちこち巡りながら、名物の醤油蔵を見学したり、地元グルメを味わい、夜には夫婦の馴れ初め年表を作ったり、どんなパーティがいいかを話し合い、2日の旅程を終えた一行は、「パーティをやるなら日本へそ公園」という結論にたどり着きます。

「日本へそ公園」とは、東経135度・北緯35度が交差する「日本のへそ」に位置し、広々とした芝生広場や子どもに大人気の遊具のほか、地元出身・横尾忠則氏ゆかりの「西脇市岡之山美術館」や、「にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)」などもある地元の名所。依藤夫妻もまず最初にここを候補地に挙げていたものの、「あまりにもベタすぎるかな?」という迷いがあり決めかねていたのでした。けれど、合宿を通じて前田さんたちの客観的な声を聴けたことで、「やっぱりここがいい」と再確認。いよいよ具体的なプランニングに入ることになりました。

Action アクション

市の職員も応援にかけつけた、ローカルを味わい尽くすウェディング。

公園の使用手続きは、企画に賛同した西脇市の移住定住の担当者の協力や、施設管理の担当課のとのやりとりでスムーズに進みました。当日の料理は、市内の人気レストランに依頼した、地元野菜を使った前菜のほか、夫婦それぞれが実家の自慢の一品を提供。夫の地元である兵庫県西宮市からは、灘五郷ならではの銘酒を選び、料理と一緒にサービスしました。

引き出物には、地場名産の播州織の手ぬぐいや醤油などをセレクト。さらに夫妻がまとう衣装は、播州織の生地を使いオーダーメイドで作ってもらいました。来場者に、夫妻のお気に入りスポットを集めた「西脇周辺オススメMAP」入りのリーフレットを配布したのも、多くの人に西脇のまち巡りを楽しんでもらいたいという願いから。

当日は市役所の職員も応援に駆け付けてくださり、スタッフも含めると総勢約120人がパーティに参加。通りすがりの人々も見守る中、最後は参加者一同で、新婦のピクニック仲間との思い出の曲「オーシャンゼリゼ」合唱へ。最初から最後までたくさんの笑顔に彩られて、忘れがたいパーティとなりました。
後日、そのパーティの模様は、市役所スタッフによる撮影で、日本へそ公園のPR動画におさめられ、市のウェブサイトなどで紹介されることに。仲間たちや市の協力のもと実現した、公共空間を使ったローカルウェディング。パーティを通し地域の魅力を体感した参加者の反応も上々で、今後さまざまな場づくりに応用が広がりそうです。
あなたも思い出や縁のある場所でのパーティやってみませんか?