株式会社ワイキューブラボ
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マチテ

マチテとは、「まち」を愛し応援する気持ちでつくる、
オリジナルデザインのマスキングテープ。
マスキングテープといえば手紙や小包、アルバムといった、
人から人へ思いを伝えるコミュニケーションの中で使われる雑貨。
そんなマスキングテープをまちの魅力を届ける「メディア」として活用していく取り組みです。

Background 背景

業務が完了しても、まちに主体的に関わっていける、
そんな方法を探して。

2014年から2か年計画で、兵庫県朝来市における移住定住を大きな目標とし、シビックプライドを育むことを軸としたシティプロモーション戦略づくりをお手伝いしました。市役所の方や市民のみなさんと地道に重ねてきたディスカッションを踏まえ、「ASAGOiNG あなたはまちの未来」というキャッチフレーズや、人とまちのコミュニケーションを促進するさまざまな施策を考えました。

ただ通常、コンサルタントとしての役割は、戦略策定までのお手伝いが多く、実際の運用はその地域を担う行政の方や市民のみなさんにゆだねる必要があります。つまり戦略をつくるという業務が終わると、それ以降、まちと深い関係を継続していくのがむずかしくなってしまうのです。
「業務の切れ目が縁の切れ目ではなく、まちの仲間のように、長く主体的に関わっていける方法はないだろうか。」2年にわたり行政も市民も一緒になってシティプロモーションについて熱い議論を重ねてきたことで、朝来市のと言う思いはひとしおでした。

Idea アイデア

「まち」を愛し応援する気持ちでつくるマスキングテープ「マチテ」。

そこで出てきたのが、朝来をテーマにした雑貨を自主企画で作ってしまおうというアイデア。2017年の7月、試験的に「ASAGOiNG」のキャッチフレーズとロゴをあしらったマスキングテープをかたちにしてみました。

できあがった実物を見た市のシティプロモーション担当者が、これを気に入ってSNSに写真を投稿したところ、市民の女性たちから「いいね」「ほしい」との反応が。それまで行政がノベルティとしてつくるものといえば、ボールペンやクリアファイルなど相場が決まっていたため、新鮮な印象だったのでしょう。ライフスタイルを大切にする女性に、肌感覚で「いい」と思ってもらえたこと、まちづくりに関心の低い人にもこれなら興味を持ってもらえそうだと感じたことは、私たちにとってとても嬉しい反応でした。

Action アクション

まちの名所をイラストにしてあしらったオリジナルモデル誕生。

その後、私たちは、ワイキューブラボの事務所移転を記念するグッズとしても「マチテ」を制作しました。移転してきた大阪市西区川口は水辺にあり、かつて外国人居留地だった歴史ある場所。私たちはそんなまちの名所をピックアップし、ウィリアム・ウィルソン設計の川口基督教会、松島公園、中之島ゲート、enoco(大阪府立江之子島文化芸術創造センター)、河川清掃船、木津川橋の7つをイラストに描き起こしてもらい、テープにあしらいました。自社をPRする以上に、自社のあるまちを紹介したい、好きになってもらいたい、というのが、私たちのこだわりでした。パッケージの表ラベルにはワイキューブラボ周辺の地図を、裏ラベルには会社のステートメントを掲載してオリジナル「マチテ」が完成。

オープニングパーティ来場者へのプチギフトとして配布してみたところ非常に好評で、さっそく「うちでもこんなのをつくりたい」とのお声をいただいたほど。

もし、あなたに応援したいまち、魅力を知ってもらいたいまちがあるのなら、「マチテ」というかたちにしてみませんか?あなたの大切なまちの「マチテ」づくりのお手伝いができればうれしいです。

マチテ制作についてはお気軽にお問合せください。