北山村総合戦略と村ぐるみ学び舎プロジェクト
DATA
場所 | : | 和歌山県東牟婁郡北山村 |
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期間 | : | 2016年-2017年 |
発注 | : | 和歌山県東牟婁郡北山村 |
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小さな村のこれからの村のあり方を住民と一緒に考える
和歌山県北山村は、和歌山県でありながら三重県と奈良県に囲まれた全国で唯一の飛び地の村です。
かつて林業を支えていた筏師の技術は、観光筏下りとして復活継承され人気を集めています。また、北山村固有の柑橘類「じゃばら」を北山村の特産物として、さまざまな加工品などを販売するなど、唯一無二の観光資源、特産品をもつとても個性的な村です。
それゆえまちづくりも産業に重点が置かれ、暮らす人目線で住民と一緒に村の将来を考える機会がなく、人口500人ほどの小さな村なのにコミュニケーション不足の状態にありました。
人口ビジョン・地方創生総合戦略の策定を住民と一緒に村の将来を考える機会と捉え、住民アンケートはもちろん、小学生からお年寄りまで属性別のヒアリングを通して暮らし目線の地域の課題を洗い出し、住民と行政が一緒になってこれからの村のあり方を議論し、人口ビジョン・地方創生総合戦略として取りまとめました。
村民が生き生きと活躍し、北山村を次世代につなげる村ぐるみ学び舎プロジェクト
住民と一緒に考えた北山村の地方創生総合戦略は、住民の想いから「子育て・教育」を一番に取り組む事とした戦略です。
子どもたちの将来のために、行政主導のまちづくりから住民が主体的にまちづくりに転換し、村人同士のコミュニケーションを豊かにするため、住民の方がまちに関わるキッカケをつくり、実際に一緒に活動をしながら、これからの村の暮らしを魅力的にする住民による活動の立ち上げをお手伝いしました。
また、これまで観光や産業に特化していた情報発信でも、村の人にも村の外の人にも新たな村の魅力を伝えるツールとして、村の魅力を暮らし目線で再編集した「北山村の暮らし」WEBページと冊子をつくりました。