株式会社ワイキューブラボ
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本町橋BASEの魅力向上

「屋根つき」都心河川の魅力を活かす

水都大阪の東横堀川は、大阪最古の堀川であり大阪城の外堀です。高速道路の高架が上部を覆い、暗くて怖いイメージがありましたが、見方を変えればまちなかで貴重な「囲われ感」があるオープンスペースです。
雨のときも小型船のクルーズが快適な「屋根つき」の水面です。2006年、地域住民や店舗オーナー、近隣で働く人などが集まって、川を活かしたまちづくりに取り組む東横堀川水辺再生協議会(通称:e-よこ会)を設立しました。

まちの活動を水辺にひきだす装置・川舞台

お掃除からスタートした活動は、水辺の緑化、水辺コンサート開催、水辺新聞発行、小型船係留実験と広がり、2009年には水辺のコミュニティスペース・川舞台の期間限定設置が実現しました。
川といえばクルーズが最大の魅力ですが、船に乗る前後の水辺が楽しくなければまちの活性化にはつながりません。
川舞台ではお能や和楽器ワークショップ、ヨガ、ミーティング、ピクニックなどを開催し、まちの活動を水辺で「見える化」することで船着場周辺の魅力アップに成功しました。

まちと水辺をつなぐ小型船拠点の実現に向けて

2012年、これまでの実践をもとに、まちと水辺をつなぐ拠点の管理運営体制のあり方や将来空間のイメージを提言としてまとめました。
東横堀川のスケール感やまちとの距離感から、舟運のなかでも特に小型船に着目し、小型船の保管係留も提案しています。そして2015年春、ついに東横堀川初の船着場が本町橋にオープンしました。
今後は隣接する公園の整備にあわせて、まちと水辺をつなぐ仕組みの本格始動を目指します。