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まちと女子の生き方・働き方研究会
都市計画・まちづくり・建築といった分野の若手、
デザインや編集という立場からまちに関わって働く人、
そんな仕事をしてみたい学生さんたちと、
まちに関わりながら、自分らしくイキイキとした魅力的な働き方・生き方について考える研究会
「まちと女子の生き方・働き方研究会」通称「まち女子」を主宰してきました。
新たに若手を巻き込んで、第2期の活動を構想中!
Background 背景
まちに関わって働きたい!でも仕事だけの人生でいいの!?
日本都市計画学会関西支部20周年を機に関西の都市計画・まちづくりに関わる若手(U40)で集まり、次世代の「都市をつくる仕事」研究会として、都市計画やまちづくりの分野で活躍している若手の仕事にフューチャーし、「いま、都市をつくる仕事: 未来を拓くもうひとつの関わり方」(2011.学芸出版)(以下、いま都市)として取りまとめました。
そこで見えてきたのが、都市・まちづくりの仕事はとっても魅力的!だけどとってもハードだという事。いま都市で取り上げた方の多くが男性で、プライベートと仕事の境なく働いているようなハードワーカーの方が多かったのです。
打上げの席で、ワイキューブ・ラボメンバーを含む女性メンバーを中心に、仕事の魅力はたくさん分かったけど、その仕事の仕方で幸せだろうか?と言う疑問や、ライフステージが変わっても同じ仕事の仕方ができるだろうか?と言う不安。でもやっぱり仕事も、恋愛も、家族も、子育ても。全部あきらめずにいきたい!と言う希望を語り合い大盛り上がり。
かくして、自分たちの理想の生き方や働き方を考える「まち女子」が誕生したのです。
Idea アイデア
先輩の生き方・働き方にヒントがあるかも。みんながどうしているのかも知りたい。
研究会活動の柱の1つは、「まち女子大解剖」と名付けた公開インタビュー。自分らしくイキイキと、魅力的な働き方・生き方をされている先輩方やそのパートナーの方をゲストにお招きし、仕事や活動のお話も伺いつつ、お金とモチベーションと幸福度を年齢別に点数化してもらう「ライフワークヒストリー」と、忙しい日と普段の日の24時間の使い方から見る「ライフワークバランス」を中心に、生き方・働き方に踏み込んだ質問を投げかけました。
もう1つは、「まち女子アンケート」。同じように都市・まちづくり分野で働く仲間たちを対象に、仕事や活動についてはもちろん、家事分担などのパートナーとの関係性や、金銭面やモチベーション、幸福度といったプライベートな質問まで含めてアンケートに盛り込み、まち女子の生き方・働き方の現状と課題を調べました。
Action アクション
活動するほどに広がるネットワーク。実践編突入から第二期を構想!
公開インタビュー「まち女子大解剖」は、テスト的にワイキューブ杉本をゲストとした♯0からスタートし、♯8まで開催しました。ゲストのみなさんには仕事のテクニックから、暮らしの工夫、恋愛トークまで赤裸々に語っていただきました。参加者のみなさんも毎回前のめり、会場全体がゲストの話を通して自分自身を改めて見つめ直し、自分ごととして生き方・働き方を考える場となりました。
「まち女子アンケート」は、都市・まちづくりに関わる方を対象に80名の方にご回答いただきました。ハードな仕事をしながら家事もがんばっている方が多く、忙しい時期には睡眠時間も短いなど苦労も見られましたが、まちに関わる仕事の楽しさや情熱も高く、何よりみなさんの幸福度が高かった事が印象的でした。
公開インタビューのイベントを開催する度に、仲間が増えメーリングリストは50名を超える登録になり、同じような課題意識を持った人が多く、もっと多くの人に活動の成果を広めるために、アンケートとインタビューの内容をリトルプレス「ほぼ季刊まち女子」としてまとめ情報発信をし、幅広い方から反響をいただいています。
主宰していたワイキューブ・ラボのメンバーが結婚、子育ての実践編に突入し、活動が停止していますが、今でもジワジワと「まち女子」への関心のお声をいただいています。近々、新たな若手を巻き込んで第2期を始動したいと思っています!